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2-1.金型問題



3Dデータを金型製作に転用する場合、抜き勾配や金型の合わせ目であるパーティングライン形状など金型に必要な要件の盛り込みが必要です。

従来は紙の図面を金型業者側で3D化や加工データに置き換えてして製作を行なっておりましたが昨今では製作時に3Dを当たり前に要求されます。

そこで問題となるのが提供する3Dデータの位置づけです。

金型打合せなどのニュアンスなどでよくある言い回しが業「日程短縮、製作コスト改善には3D必須ですよ、3Dデータください」

こんな言い回しは、
「自分らで3Dデータ作るには手間がかかりますよ。」
「3Dデータ金型すぐ作れれば安く早くできますよ。」



ということで、裏を返せば、
"金型製作データ=設計3Dデータ"であるとの誤解となり、
3Dデータが金型製作に使えない場合には業者より
「ここは金型できないので3Dこんな感じに修正して下さい」
などと要求の山になります。

挙げ句の果て、
「**までにデータなければ日程遅延しますよ」
などと脅されたり。

相手側に立てば交渉上楽な方向にもっていこうとするなら上記のようなトラブルに陥ります。
決して「金型製作データ=設計3Dデータ」であるわけがありません。

ですから最初に3Dデータの位置づけを明確にし、従来通り金型設計上の要件である”パーティングライン””ゲート位置””抜き勾配”などを打合せによりすり合わせを行い補足データとして3Dを提供するという確認が必要となります。

2-1.金型問題
2-2.公差問題
2-3.データ変換問題
2-4.表面仕上げ問題
2-5.デザインデータ問題






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