設計上公差意識して3Dデータ作成を行えば問題ないのですが、
データ上0合わせにして公差で0+、0−と規定する場合、
図面を読んで金型を作成する場合には製作者は公差中間を狙って製作を行う為問題がありませんでした。
が、3Dデータの場合、特に指示がなければデータをそのまま中間値と誤認して金型製作される場合がありますので十分な注意が必要です。
トラブル回避策としては、
・3Dデータはノミナル値(表示値)でなく中間値で作成する。
・設計情報の取替しの際に図面を”主”、3Dデータ”補”とすることを明確にする。
などの配慮が必要です。
後者だけの場合でも責任関係は明確になりますが、トラブルの可能性が残りますので、複数の予防策を併用することが望ましいと考えます。
2-1.金型問題2-2.公差問題2-3.データ変換問題2-4.表面仕上げ問題2-5.デザインデータ問題
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