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1-2.データシート記載物性解説







データシート記載物性解説
密度 物質の単位体積あたりの質量。
引張強さ 材料に引張り荷重を加えたときの破壊荷重を最初の断面積で除した値。材料の特性によっては破壊荷重は最大荷重の経過後に生じることがあり、一般には引張り強さは最大荷重を用いて求められる。
破断時伸び 引張り試験における試験片の破断時の伸び。決められた標点間での破断直前の伸び。
引張弾性率 弾性限度内において材料が受けた引張り応力を材料に生じたひずみで除した値。この値の大きいほど一定荷重に対する変形が小さい。
圧縮強さ 圧縮荷重に耐えうる材料強度をあらわす。単位面積当たりの圧縮破壊荷重をいう。
曲げ強さ 試験片を二つの支点で水平に支え、中央部に上から荷重を加えて試験片を折り曲げ、破断するまでの最大荷重を読み取って所定の式から算出する。
線膨張率 物質は温度の上昇、下降にともなって膨張、収縮する。線膨張率は単位温度あたりのひずみで示される。
荷重たわみ温度 プラスチックの耐熱性を示す値のひとつで、一定荷重下で一定速度で温度を上昇させたときに所定の変形を示す温度をいう。
絶縁破壊強さ 絶縁材料試験片に交流電圧を印加し、試験片が破壊される最小実効電圧(破壊電圧)を二つの電極間の距離(試験片の厚さ)で除した値。
耐アーク性 絶縁材料のアークに対する抵抗性をいう。トラッキングが起こってアークが消滅するまでの時間を測定し、秒単位で表す。
吸水率[24hr] 一定寸法の試料を一定時間蒸留水に浸漬し、重量増加分と原重量との比を百分率で示したもの。
燃焼性 熱と光を伴った空気や酸素による激しい酸化反応をいう。一方、着火した場合も炎をあげる燃焼を続けにくい性質を難燃性という。また、プラスチックが炎に接しているうちは燃えるが、炎を取り除くと自然に消火する性質を自己消火性という。火炎に対する抵抗性が大きいものは、その材料は不燃性であると定義される。
出典;日本プラスチック工業連盟HP








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