設計支援ポータルトップ2.データの消去手法>2-3.特殊完全消去手法

2-3.特殊完全消去手法



国家レベルの機密を守るために開発された手法です。


NSA方式

書き込み回数 :3回
消去レベル  :中

米国国家安全保障局(NSA)で推奨されている消去方式です。
各クラスタに乱数を2回書き込んだ後に、0(ゼロ)で1回上書きします。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低くなります。


米国陸軍方式

書き込み回数 :3回
消去レベル  :中

米国陸軍で推奨されている消去方式です。
最初に各クラスタに乱数を書き込み、次に固定値1(0xff)で上書きし、
最後に固定値2(0x77)で上書きします。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低くなります。



米国陸軍方式

書き込み回数 :3回
消去レベル  :中

米国海軍で推奨されている消去方式です。
最初に各クラスタに固定値1(0xff)を書き込み、次に固定値2(0x77)で
上書きし、最後に固定値3(0x33)で上書きした後に書き込み検証を行います。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低くなります。


米国国防総省方式

書き込み回数 :3回
消去レベル  :高

米国国防総省(ペンタゴン)で採用されている消去方式です。
最初に各クラスタに固定値1(0xff)を書き込み、次に固定値2(0x77)で
上書きし、最後に乱数で上書きした後に書き込み検証を行います。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低くなります。



NATO方式

書き込み回数 :7回
消去レベル  :高

北大西洋条約機構(NATO)で定められた抹消方式です。
固定値1(0x00)と固定値2(0xFF)を交互に計6回上書きし、
最後に乱数で上書きします。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低いです。


GUTMANN方式

書き込み回数 :35回
消去レベル  :高

コンピュータ科学者・グートマン(Peter Gutmann)博士によって
提唱された抹消方式です。

乱数を4回書き込んだ後、特定の固定値で27回上書きし、
再度乱数を4回書き込みます。計35回書き込みを行なうため、
非常に時間を要します。

ソフトウェアによるデータの復旧はできません。
残留磁気を読み取る装置での復旧の可能性も低いです。


戻る< TOP >次へ

Designed by CSS.Design Sample

inserted by FC2 system