中間値法



数種の公差を持つ寸法が多数ある場合、全てがプラス公差またはマイナス公差にはなりえないといった理論から確率的な考えを取り入れた検討方法で、累積公差では途方もない数値になってしまう算出値でも現実に近い内容のものにする。



業種や会社により方法がことなる為、数種類解説する。

・図面寸法法

・中間値法

前記の同じ手法であるが、加工者の心理的なものを取り入れた方法で、寸法公差が上公差のみあるいは下公差のみを持つ場合に加工者は、その寸法値の中間を狙って加工を施すといった理論から成り立っており、
狙い目を寸法数値に置き換え上公差、下公差を有する公差にしてから二乗法を導入するもの。

この方法は前述の二乗法よりシビアな見方をするものとなる。

(例)Xの大きさを求める







ここで、本来ならば、累積算出値との補正を行うが、寸法数値の”4”が累積値と同じである為にX値は補正値0となり、Xはそのまま次の様になる。

X=4±0.16  ∴X=3.84〜4.16の段差を有する。

エクセルシートの作成例が下記になります。

上画像をクリックするとweb上で使用可能な計算シートにジャンプします。
実際に数値を変更してお試しいただくことができます。

・中間公差法





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