コストに影響する重要部分に関する不良率を求められることがあります。
規格要求が厳しい場合、製品単価に不良率を盛込む必要があり、
その根拠を求められるようなケースです。
一般的には下記が目安となりますが、
・Cpが1の場合にその工程能力で規格外になる確率は0.27%となる。
・Cpが1.33の場合にその工程能力で規格外になる確率は0.0063%となる。
実際のところは任意の工程能力での不良率を算出したくなります。
任意の工程能力で不良確率を算出する方法として標準正規分布表から求める方法が一般的です。
例として、
Cpk=1の場合
Cpk 1 x 3 = 標準正規分布表の Z = 3 に相当
表では Z=3 → 0.4987
全体が 0.5 なので 0.5 - 0.4987 = 0.0013
Cpk、つまり片側なので上記を2倍 0.0013 x 2 = 0.0026
0.0026 x 100 =0.26%
不良率0.26%程度が見込まれることとなります。
※実践的に活用する方法を調べた範囲での掲載となります。
3.公差とバラツキ3−1.工程能力概要3−2.工程能力算出3−3.工程能力と設計3−4.工程能力改善3−5.工程能力と検査3−6.偏り(CpとCpk)3−7.不良率算出3−8.不良率算出2
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