・成形・金型・仕様・外観・構造・検査
成形
注)
・材料の密度は*.****g/cm^3±10%とする。
・外周パーティング部のバリは**mm以下とする。
<解説>
材料の密度指定は発泡倍率を意味します。
緩衝材の高発泡、構造部材の低発泡を密度の注記で設定します。
バリについては発泡部材は大きい傾向にあります。
基本的に多面取りになることが多いので2個の部品が1個で成形される
場合取り出し後、割ります。
その場合は割位置に欠片が残りバリとなります。
金型
注)
・指示無き抜き勾配は1/100以下とする。
・指示無き寸法基準はP.L部とし,他の場所は下記による。
・金型製作前に出図元と打ち合わせを行うこと。
<解説>
抜き勾配については手配先と十分打ち合わせて設定する必要があります。
勾配が大きい部品には特に寸法基準の注意が必要です。
図に直接記載する方法もありますが、注記で押えられれば図に細かく
入れる必要が無くなります。
仕様
注)
・本体を割った時,破面の50%は粒が割れていること。
<解説>
発泡不良や材料融着不良を防ぐための注記です。
サンプル評価を手配先に義務付け初期納入検査時に承認する方法もあります。
↑このページのトップ外観
注)
・各部に欠け,未充填がなく,外観面は粒間の隙間がなく平滑であること。
・右の刻印文字は清刷印刷とし,刻印面から凸*:mmとする。
<解説>
細かくどのレベルを不良とするかは限度見本などで取替しが必要です。
材料名や梱包材なら使用部位を表示する場合があります。
材料が粒状で荒いので大きめに設定する必要があります。
↑このページのトップ構造
注)
・指示無き角隅部はPL部を除きR**を付けること。
<解説>
材料が粒状で荒いので大きめに設定する必要があります。
↑このページのトップ
検査
注)
・サンプル5個、材料証明書及び寸法測定データを出図元に提出し検査終了後に量産
すること。
<解説>
材料保証、寸法保証の為に必要な注記です。
出図時予め盛り込むことで自社の確認の手間を省けます。
また、調達先への図面記載内容の保証範囲を明確にする意味でもその後の
仕事に効果ありと考えます。
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