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視点3:曖昧な形状定義



製造者は図面に描かれた図形を見て規定・仕様のない部分には「常識的な判断」を行う。

この「常識的な判断」というのが熟練者・非熟練者、日本・海外で大きくことなります。

例えば、四角形状を描いて縦横に寸法を入れる。
常識的な判断を行えば、4辺は直角・平行の直線で構成される。



見方を変えればその直角・平行には規格がなくどの程度の角度差まで許容出来るか図面からは読み取れない。
更に直線に至っては本当に直線であるかも疑わしい。



それらが問題になるのは組立や品質・性能に影響が出る場合である。



従来の図面で問題なかった図面指示も特に幾何公差などの曖昧な部分において流用設計を行う場合には十分留意が必要である。





図面改善10の視点

視点1:工程能力の把握

視点2:無駄公差、無駄形状

視点3:曖昧な形状定義

視点4:組立状態の想定

視点6:標準/共通部品を疑う

視点7:社内基準を用意する

視点8:図面の基本

視点9:過去の図面を過信しない

視点10:3次元データの運用方法


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