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1-1.ポリスチレン(PS)特性と物性







ポリスチレン(PS)特性と物性
名称 ポリスチレン
(JIS K 6900 による) (スチロール樹脂はドイツ語由来の名称)
定義 スチレンの重合体
(JIS K 6900 による)
略語 PS
(JIS K 6899-1 による)
英語 polystyrene
特長 柑橘類の皮に含まれるリモネンや、エゴマ油等の一部の油脂に侵されることがある。ベンジン、シンナーに溶ける。
(ポリスチレン)
透明で剛性があるGPグレードと、乳白色で耐衝撃性をもつHIグレードがある。着色が容易。電気絶縁性がよい。
(発泡ポリスチレン)
軽くて剛性がある。断熱保温性に優れている。
主な用途 (ポリスチレン)
OA機器・テレビのハウジング、CDケース、食品容器
(発泡ポリスチレン)
梱包緩衝材、魚箱、食品用トレイ、カップ麺容器、畳の芯
簡易鑑別法 燃焼試験:黒煙をあげて燃える
水に浮かべる:水に沈む
アルコールに溶かす:難溶
濃硫酸中で加温する:スチロール臭
汎用ポリスチレン 耐衝撃性ポリスチレン
(GPグレード) (HIグレード)
透明性 透明 半透明〜不透明
密度 (g/cm3) 1.04〜1.05 1.03〜1.06
引張強さ (MPa) 36〜52 13〜43
破断時伸び (%) 1.2〜2.5 20〜65
引張弾性率 (MPa) 2300〜3300 1100〜2600
圧縮強さ (MPa) 82〜89 -
曲げ強さ (MPa) 69〜101 23〜69
線膨張率 (×10-5/℃) 5.0〜8.3 4.4
荷重たわみ温度 (℃) 76〜94 77〜96
(1.81MPa負荷)
絶縁破壊強さ (kV/mm) 20〜23 -
耐アーク性 (Sec) 60〜140 20〜140
吸水率[24hr] (重量%) 0.01〜0.03 0.05〜0.07
燃焼性? (mm/min) 968未満
耐酸・アルカリ性 酸化性酸に侵される
耐溶剤性 芳香族、塩素化炭化水素に溶解
常用耐熱温度 (℃) 70〜90
出典;JIS K 6900, JIS K 6899-1(日本規格協会), プラスチック読本(プラスチック・エージ), 図解プラスチック成形材料(工業調査会), 図解プラスチック用語辞典(日刊工業新聞社), プラスチック・データブック(工業調査会), 日本プラスチック工業連盟誌プラスチックス(工業調査会), 文部省学術用語集化学編(日本化学会)








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