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3-1.3D位置づけ



3Dデータの運用上のトラブルを回避するためにまず確認しなくては行けないのが3Dデータの位置付けです。

現状では3Dデータには設計意図を盛り込む手段が確立してませんので3Dデータだけでの物づくりはありえないものと考えます。

よって、
3Dデータは”正”とせず図面を”正”とする。
この考え方が現状では最善と考えます。

3Dデータはあくまでも補足とし、3Dでは設計意図が反映されずトラブルの元となる為、設計意図をしっかり盛り込んだ図面を”正”とすることを製作者へ意識付けを行う必要があります。

また、図面が”正”である事を明確にすることで出来栄えが3Dに依存し図面に対してNGであった場合、図面と違うことを正当な理由として保証を要求することも可能となります。

このあたりが明確でないとコスト競争力と工期を手配元の3Dデータに依存することとなり場合によっては「3Dデータがちゃんとしていないから納期遅れます」「3Dデータ通りなので修正には費用が発生します。」など手配先側の都合を一方的に受け入れざる負えない結果となります。

また、”3Dデータは”正”とせず図面を”正”とする。”を仕事のどの当たりで開示した方が良いかですが、
設計が終わって手配先を決める際、図面により見積もりを行います。
この段階での指針開示が望ましいと考えます。



3Dデータを100%利用出来る場合とそうでない場合では、手配先側でのデータ入力工数、仕様確認の工数、それによりコスト・工期が大きく変わります。

この辺りが明確でないと、金型打合せや、手配後に「3Dくれますよね?」「3D通りでいいですよね?」などど軽く聞かれウカツに「はい」などど答えると上記のようなトラブルに繋がってしまいます。

見積もり段階から3D提供有無、提供する3Dデータの位置づけを見積もりに使用される図面上で明確にすることでトラブルを回避することが可能となります。

3-1.3D位置づけ
3-2.データ作成寸法
3-3.客先へのデータ送付






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