客先への内部構造詳細を含むオリジナルデータ送付は原則不可とする。
図面・3Dデータは設計ノウハウの集大成です。
設計・製造を行う会社が最優先で保護すべき財産です。
その財産を渡してしまえば頑張って設計を行なっても次から確実に仕事がなくなります。
成果物が3Dなら致し方ありませんが、成果物が仕様に基づく製品・部品である場合、図面・3Dデータにあり情報は秘匿すべきです。
お金の話をすれば、製品には設計費用などの経緯費が盛り込まれます。
データがあればそのような費用発生の必要がありませんので格安で物を製作することができます。
世間でよくある話が、
客「確認したいのでその部品の図面もらえる?」
設「はい、送付します。」
後日
客「他に見積もり出したら御社より全然安かったよ!」
そりゃそうです。
設計費用がなく図面有りきで見つめれば安いわけです。
中国がコピー商品を安くつくれるのもそういった背景も少なからずあります。
悪く言えば上記のやり取りは会社の上下関係につけこみ公に図面が盗用されていることになります。
データ送付は可とするが図面”正”とすることを確認する。
3-1.3D位置づけ3-2.データ作成寸法3-3.客先へのデータ送付
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