部品の精度は加工など製作方法で改善できる可能性が大きいですが、
困難なのは組立による製品性能のバラツキです。
部品の精度をコントロールできても部品点数が多ければ多いほどバラツキが生じます。
ある程度は生産設備で改善できますが、設計段階で把握できずどうしても改善出来ない場合も実際には多いかと思います。
では、工程能力がどうしても改善できない場合にはどうするのか?
検査方法で対応する場合が一般的です。以下、検査例です。
Cp≧1.67 十分過ぎる 無検査
1.67>Cp≧1.33 十分 受入れ検査
1.33>Cp≧1.00 やや不足 抜取り検査
1.00>Cp≧0.67 不足 全数検査
0.67>Cp 極めて不足 全数検査
確率がどうあれ出荷までに食い止めれば不良品が出ない事になります。
3.公差とバラツキ3−1.工程能力概要3−2.工程能力算出3−3.工程能力と設計3−4.工程能力改善3−5.工程能力と検査3−6.偏り(CpとCpk)3−7.不良率算出3−8.不良率算出2
戻る< TOP >次へ