図面に起因したトラブル事例のまとめ
図面どおりにモノが仕上がらない場合があります。
初期検査のサンプルでは完璧に要求寸法を満たしていたがイザ量産になった場合に寸法が公差以上にバラツキ不具合が発生するケースです。
この問題は、材料選定・公差設計・加工知識など加味できていないというあたりが要因です。
また、現物に合わせ図面を修正した場合に設計意図が不明確になり流用設計を行った場合にトラブルの原因になる場合があります。
図面情報とモノの一致、合わせて設計意図が図面に反映されていることが望ましいです。
あいまいな図面指示トラブル、明確な基準の必要性
外観基準・加工指示・表面仕上げで規格があいまいなケースが多くトラブルの原因となります。
どうして欲しいか、定量的な表現(勘違いが起こりにくい)にて設計意図の盛り込みが必要です。
測定に関するトラブル
必要以上の部品精度を要求し外注先に必要な検査装置がなく必要な測定ができない場合があります。
また、外注先の測定結果と受け入れ検査の結果に違いが発生するケースもあります。
本当にその精度が必要なのか設計段階でコストも含め図面内容の精査が必要です。
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