公差を緩和できれば加工時間を短縮できたり工程を減らすことができコストも必然的に下げることができます。
よくあるケースとして流用設計を行った場合、設計前任者が退職や配置転換で流用元の図面内容をすべて把握できなく、本来必要でない公差や形状をそのまま新規部品に盛り込む場合があります。
形状が増えれば加工も増える、当然ですが設計者は十分にその事実を認識し設計する必要があります。
例として、
穴にC面加工を行う場合、通常だと別工程で穴それぞれに加工し要求精度を満たす製品を製造する。
例えば、ドリルとC面を同時に加工できるがC面の精度が別工程加工と比べ劣る道具があるとします。
この場合、C面の要求精度を見直し緩和できれば工程が減るのでコストを削減することができます。
図面改善10の視点視点1:工程能力の把握視点2:無駄公差、無駄形状視点3:曖昧な形状定義視点4:組立状態の想定視点6:標準/共通部品を疑う視点7:社内基準を用意する視点8:図面の基本視点9:過去の図面を過信しない視点10:3次元データの運用方法
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